公開日:2018年12月12日

格安パソコンが安い理由。買っても大丈夫?スペック表では分からない隠れたデメリット

この記事のポイント

値段が安いパソコンを買う前に、用途を満たせるスペックがあるか?しっかり確認しておこう!

最近、2万円~3万円で購入できる低価格パソコンが続々と発売されています。

僕も先日、DELLの安いパソコンを購入しました。

DELLの2-in-1パソコン『Inspiron 11 3000シリーズ(3185)』レビュー

でも、値段が安いのにはそれなりの理由があるんです。

スペック表だけ見ても分からない隠れたデメリットが・・・

例えば、先日もドンキホーテ・オリジナルの格安パソコンが発売されました。

MUGA ストイックPC2|ドン・キホーテ

このスペックで19,800円は驚きですが、

「本当に大丈夫?」

そう思った方もいるはずです。

もちろん、ダメではありません。

しかし10万円を超えるパソコンと比べて、同じくらいなわけはありません。

じゃあ、具体的に何が違うのか?

その理由を知った上で格安パソコンを購入する方が、後々「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔しないで済むと思いませんか?

目次

格安パソコンは『メモリが少ない』

ノートパソコンのメモリ

「値段の安いパソコンだから、多少、処理能力が遅いのは仕方ないよね」

と、格安パソコンにはそれほど期待していないとは思います。

ところが、最近のパソコンは技術の進化もあって、値段が安いパソコンでもそれなりのCPUが搭載されています。

思ってるより、使い勝手の悪さは感じないはずです。

しかしそれは、十分なメモリが搭載されている場合の話。

どんなにCPUがまともでも、メモリが少なくては、アプリ起動が遅かったり、動きもモッサリしていて、かなりのストレスを感じます。

格安パソコンには、メモリが『2GB』しか搭載されていないものも多いですが、快適に使うなら、せめて『4GB』は欲しいところ。

格安パソコンは『ストレージ容量が少ない』

Inspiron 11 3000シリーズ(3185)のスペック

最近のノートパソコンには、『HDD』ではなく読み込み速度の速い『SSD』や『eMMC』というストレージが搭載されています。

  • HDD(読み込み速度は遅いけど、値段が安い)
  • SSD(読み込み速度は速いけど、値段が高い)
  • eMMC(HDDとSSDの中間ぐらいの認識)

格安パソコンには、CPUやメモリ不足を補う為、読み込み速度の速いSSDが搭載されていることが多いです。

しかし、SSDは値段も高い。

よって、値段を抑えるためにストレージ容量が『32GB』と最低レベルでしか搭載されない機種が多いです。

『32GB』だと、OS(Windows)とオフィス(エクセル・ワード)を入れたら、もうパンパン。

アプリはインストールできないし、動画や大量の写真はろくに保存しておけません。

「クラウドを利用してネット上に保存しなさい」ってことなんでしょうが、大きな空き容量を必要とするWindowsアップデートで大変な目に合う場合もあります。

Windows10のアップデートでOSが起動しなくなったDELL Inspiron 11(3162)

例えば、SSDより読み込み速度が落ちる『eMMC』搭載モデルを選ぶなどして、ストレージ容量は最低でも『128GB』は欲しいところ。

格安パソコンは『MS Officeが入ってない』

マイクロソフトOfficeのエクセル画面

格安パソコンには、Microsoft Office(ワード・エクセル等)がインストールされていません。

MS Officeだけでも20,000円以上するので、当然と言えば当然ですが・・・

その代わり、MS Officeと互換性がある『WPS Office(KING SOFT)』がインストールされている場合もあります。

ところが、『MS Office』と『WPS Office』の互換性は高いとは言えない。

MS Officeで作成したデータをWPS Officeで開くと、デザインが大きく崩れることもあります。

そこで、Officeに関しては月額制の正規版MS Office『Office365 solo』の利用がオススメ。

月1,000円もしないし、他のパソコンに何台でもインストールできます(同時使用は5台まで)

Microsoft Office 365 Solo (最新 1年版)|オンラインコード版|Win/Mac/iPad|インストール台数無制限

格安パソコンは『ディスプレイの品質が悪い』

ノートパソコンのディスプレイ

格安パソコンには、値段の安い液晶ディスプレイが採用されています。

最近では、品質が良いとされる『IPS方式』の液晶を搭載しているものもありますが、『IPS方式』の液晶にも、品質が良いものと品質が悪いものがあります。

もちろん、格安パソコンに搭載されているのは『品質の悪い方のIPS液晶』

では、ディスプレイの品質が悪いと何がいけないのか?

「色の映え具合」や「見やすさ」など、細かい違いは色々とあるのですが、その中で大きく違いを感じるのが「目の疲れやすさ」

質の悪いディスプレイは、とにかく目が疲れます。

目が疲れると、肩も凝るし頭も痛くなるし、仕事効率は格段に落ちます。

よって、メインパソコンとしては格安パソコンを購入するのはオススメできません。

あくまで格安パソコンは、サブPC。

隙間時間に作業するとか、外出先で使用する用としておくのがベストです。

格安パソコンは『音が悪い』

ノートパソコンのスピーカー

格安パソコンのスピーカーは質が低いです。

最大音量に上げても音が小さかったり、こもったような音だったり、雑音が入ったりします。

ただし、外付けスピーカーを購入して取り付ければ改善することができます。

格安パソコンは『バッテリーの持ちが悪い』

ノートパソコンのバッテリー

高性能パソコンだと、バッテリーの持続時間が15時間を超えるものもありますが、格安パソコンの場合は、せいぜい7時間程度(実質5時間程度)

バッテリーの品質も期待はできないので、おそらく寿命も短いでしょう。

バッテリーが劣化すると、充電するのに時間が掛かったり、充電が満タンまで溜まらなくなるので、すぐ切れるようになります。

格安パソコンは『本体が重い』

重いパソコンバッグを手に持つ男性

値段が高いパソコンは、『パソコン本体の軽さ』を売りにしていることが多い為、それに比べると、格安パソコンは重いです。

しかし、ノートパソコンの重さなんて、たかだか『100g~200g』ぐらいしか違いが出ません。

たしかに格安パソコンは重いですが、それほど気にならないでしょう。重さは気にしなくていいでしょう。

格安パソコンは『耐久性がない』

故障したノートパソコン

例えば、PanasonicのLet’s noteシリーズは、20万円超えするモデルもあります。

その大きな理由の一つが『耐久性』

「落としても壊れにくい」、「故障のしにくさ」を売りにしています。

それに比べれば、低コストを重視して生産されている格安パソコンは当然故障しやすいです。

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