公開日:2015年6月29日

名刺業者多すぎ!何が違うのか?印刷のできあがりを比較してみる

お客さんから頼まれて作った名刺。なんとか納得できるものが出来ました。

ですが、この名刺が完成するまでに実は何度も失敗を重ねています。想像よりはるかに劣るクォリティのものが届いたり、用紙選びに失敗したり、希望している加工を施している業者が見つからなかったりと・・・正直、散々な思いをしました。

しかし、そのおかげか、ネット上に多数存在する「名刺作成・印刷サービス会社」の違いが見えてきました。「どこも同じように見えるけど、各業者で一体何が違うのか?」今回は、その事について簡単にまとめてみます。

値段の違い

普通のカラー・モノクロ名刺なら、どの業者もそれほど値段に違いは無く、数百円(100枚)で印刷してくれます。


ミラーコート 180kg カラー/モノクロ 100 枚 900 円

私がよく利用しているのは「プリスタ」。言わずと知れた有名な名刺印刷会社です。色も良く、値段も安いです。プリスタに比べると、用紙の種類は少ないですが、「ラスクル」や「アドプリント」も値段は安いです。

クォリティの差

ところが、表面にもっと強い光沢感が欲しいとの要望があり、PP加工を施すことに。しかし、名刺へのPP加工をしてくれる業者は少なく、あったとしても料金が高い(WAVEの場合、加工に基本料金が掛かる上、一枚あたりに加工料金がプラスされてしまう)。そんな中、見つけたのが「ライ◯ン名刺」。


PP加工(片面)エスプリコートSS 180k 2,052円

片面のみPP加工すれば反るのは分かっているが、ひどすぎだ。しかも、色に鮮やかさも無いし、カット部分も紙のバリが少し残っている。さすがに私のお客さんには、この名刺を納品できないが、このように商品として成り立たない名刺を納品してくる業者がいるのも事実。

用紙の種類

さきほどの失敗を受け、PP加工をあきらめて用紙ごと変更することに。しかし、どの業者も「光沢紙」まではあるが、「鏡面光沢紙」ともなると、取り扱いのある業者は極端に少なくなる。候補となったのは、「名刺芸家」と「SuperPrint」。どちらも、他の業者にはない特殊な用紙を豊富に取り揃えている。

しかし、「SuperPrint」は、値段が高い・納期が掛かる・海外制作・サンプルを送ってこないという理由で、今回は除外。「名刺芸家」へ注文。そして出来たのが、今回の名刺です。


鏡面光沢紙ベタ+箔押し 両面印刷 100枚 箔押し: 銀[?20?] 5,500円

ベタ塗り背景なのにムラもなく、色もしっかり出ています。また、中央のロゴ部分は「箔押し加工(シルバー)」を行いました。

加工オプション

今回、ロゴ部分に箔押し加工を行いましたが、シルバーもしくはゴールドの箔押し加工であれば、「プリントパック」の方が安い値段で制作できます。

しかし、プリントパックは入稿データに厳しすぎ。「箔押しの背景は白地でなければならない」とか「黒以外の色が入ってる」とか、他の業者には通ったデータがダメでした。データ加工に手間を掛けたくないので、途中でキャンセル。

終わり

このような経緯を得て、やっと納得できる名刺ができたわけです。

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