海賊版・違法コピーはもう危険！photoshop等を安く買う方法

2010年11月29日、以下のニュースが世間を騒がせました。

海賊版の業務使用で全国初、代表取締役男性と法人を送致 | 著作権侵害事件 | ACCS

長野県のペット用品販売店が「Adobe Photoshop CS3 EXTENDED 日本語版」、
「Adobe Illustrator CS3 日本語版」を権利者に無断で複製されたものと知りながら、
ペットグッズのカタログや商品タグ等のデザインに業務で使用したとのことで、
著作権法違反の疑いで長野地検上田支部に送致されたそうです。

その、違法コピーされたソフトを入手した経路は、インターネットオークション。
また、ファイル共有ソフトを利用してバージョンアップを行っていたとの事。
同年5月にオークションで海賊版を販売して逮捕された男性を取り調べた所、
オークションでの販売先にペットショップ販売店があったことから、発見に至ったようです。
こういうケースで法人企業が摘発されたのは始めて。
今まで、「違法コピーしても大丈夫」なんて思ってた人を相当脅かしたはずです。

近頃、shareやwinny、bittorrentといったファイル共有ソフトで
違法にソフトを入手して逮捕されるというニュースも頻繁に目にするようになりました。
また企業などでは、複数のパソコンにインストールといったライセンスを無視した
違法コピーにも注意しなければなりません。

のべ1152本の違法コピーソフト使用が発覚、和解金は総額1億9千万（BSA）

一昔前は、コピーは暗黙の了解的な認識もあったかもしれません。
しかし、今は違います。
日が経つにつれて、違法コピーに対する取り締まりは厳しくなる一方です。
もし、違法コピーの使用がバレてしまったら…
著作権法違反は、個人の場合、10年以下の懲役、もしくは1000万円以下の罰金。
会社の業務、雇い主である法人の場合は、3億円以下の罰金。民事では損害賠償請求となる。

フォトショップやイラストレーターは、通常、1台につき1ラインセンス必要です。
2台同時に使用しない事を条件に、サブのパソコンにはインストールすることができますが、
それ以外の場合は、1台につき1セット購入する必要があります。

コピーしたソフトを利用している企業もまだまだあると思います。
これをきっかけに、正規の製品を購入を検討してはいかがでしょうか？

photoshop等を安く買う方法は以下。

【格安のアカデミー版で購入する（学生でなくても可）】

adobeには、アカデミー版という学生向けに格安パッケージが販売されています。
アカデミー版と通常版との違いはほ、クリップアーやストックフォトといった素材が付録されていない程度で
ほとんど違いはありません。
バージョンアップも通常版と同額で可能です。
アカデミー版を購入するには、「学生（教育機関が実施する3ヶ月以上の教育課程に在籍されている方）」
という条件があります。
しかし、学生でなくてもアカデミー版の製品を購入する方法があります。
それは、以下のサイトを利用する事です。

■ アドバンスクールオンライン
■ WAVE通信教材
■ isaパソコンスクール

上記のサイトは、adobeが認定したオンラインパソコンスクールです。
といっても、このパソコンスクール、受講するしないは本人の自由。
あくまで3ヶ月籍を置くというだけのシステム。
アカデミー版のソフトが講習テキストの一万円が上乗せされるだけで購入できます。

アカデミー版は、本人にライセンスが付与される為、
商用や法人として利用する場合は、通常版パッケージを購入する必要がある。

【ペンタブを購入して、EL特別割引を利用してアップグレード】

ペンタブは、紙に鉛筆で書く（描く）ようにフリーハンドで絵や図形、
文字を入力することのできるマウスとかキーボードの一種です。

ワコムのペンタブには、Photoshop Elementsが付属されているのですが、
一緒にPhotoshop CS版へのアップグレード案内チラシが付いてきます。
これを利用すれば、5万円程度でアップできるので通常よりも安く購入できます。

Photoshop ElementsとPhotoshop CSの違いですが、
Photoshop Elementsは主に「トーンカーブ」「マスク」「パス」などの機能が制限されています。
イラストなどの絵描きなどWeb上や紙に印刷するための用途に使用する場合は問題ないが、
カラーデータ入稿に必須であるCMYKカラーに対応していないため、
印刷屋さんにデータを入稿してチラシやポスターを作ってもらうなどの場合は、
Photoshop CSが必要です。

【昔のphotoshopは安く買えるのか？】

ちなみに、adobeのソフトは新バージョンが出ると、
旧バージョンは回収され、安くなることもありません。

2016年7月28日追記。

現在、クラウド版（Adobe CC）へ完全移行する方向になっており、
パッケージ版は、今後発売されないようですね。