公開日:2012年10月24日

VL版 Windows OSを紛失した場合のインストール方法

MSDN VL版 Windows XP Professional

会社で定年退職者の荷物を整理していると、一枚の英文の紙切れが出てきました。
読んでみると、「MSDN Subscription Product Keys 10 PCS ・・・」

なんと!Windows XP のプロダクトキーじゃないですか!!

しかも、10台までインストール可能なボリュームライセンス。
封も切ってない状態なので、完全未使用品。
ちょうど、手元にwindows2000のノートPCがあったので、
さっそくアップグレードしてみることに。

と思ったが、ディスクが無いよ・・・?

それから随分と探してみたけど、結局、プロダクトキーが書いてある紙以外は見つからず。
しかたがないので、ディスクが無い状態から、OSをインストールする方法を模索することに。

 

【チャレンジ1】 他のリカバリーディスクでインストールしてみる

手元にDELLのパソコンのリカバリーディスクがあるので、これを使ってみる。
しかし気掛かりなのが、バージョンの違い。
プロダクトキーが書いてある紙にはバージョンの記載が無いので、おそらく無印の「Windows XP Professional」。
手元のDELLのディスクは、「Windows XP Professional SP1」。
まーとりあえず、やって見ることに。

↓ ↓ ↓

しかし、結果は 『NG』
プロダクトキーを入力すると、「無効なID」と表示され先に進めません。

(※ちなみに、正規のプロダクトキーであれば、
今回の実験のように他のパソコンのリカバリーディスクを使用することライセンス違反にはなりません)

 

【チャレンジ2】 バージョンを合わせたディスクでインストールしてみる

やっぱりOSのバージョンが違うの原因だったかもしれない。
ということで、身の回りで無印の「Windows XP Professional」を探すが、さすがに見当たらない。
そこで、ヤフオクで探してみる。

しかし、無い。
SP1、SP2、SP3だらけ・・・
ディスクだけなら、200円ぐらいで落札できそうだから期待してたんだけど。

 

【チャレンジ3】 ネット上でISO形式のOSをダウンロードする

色々調べてみると、MSDN(Microsoft Developer Network)のホームページから、
正規のOSがダウンロードできるらしい。

「おぉーまじだー」と思い、ダウンロードボタンを押すと、「会員様ログイン画面」・・・
ですよね・・・しかし、会員になってないとこのプロダクトキーが送られてくることはないので、
会員になっていることは間違いない。

色々漁ってみるも、会員登録情報は見つからない。
仕方ないので、IDとパスワードをメールで問い合わせてみると、

このたびは お問い合わせいただき、ありがとうございます。
MSDN 事務局 担当の玉城と申します。よろしくお願いいたします。

今回ご提示いただいた MSDN 会員番号のご契約については、
2001 年 12 月末にてサービスご利用期間満了となっている旨、確認が取れました。

あ、なるほど、満了ですか。
いつの日か更新料を払わなくなったんでしょうね。
それじゃ、会員じゃないのでログインできないし、OSのダウンロードも出来ないですね。

ついでに、インストールディスクのバージョンの事について、
OEM版とかじゃ駄目なのか、ディスクを紛失した場合はどうすればいいのか聞いてみた所、

「 OEM 版のインストールメディア 」 をご利用とのことですので、
使用するプロダクトキーが適合していないことに起因して、発生しているものと思われます。

そのため、MSDN のサービスでご入手いただいた当該製品のメディアを
貴社内で再度ご確認のうえ、インストールをお試しくださいますようお願いいたします。

と、回答を頂きました。
なんでソフトウェアのサポートの回答ってこんななんだろ。
意図した回答くれよ!ディスクが無い場合も聞いてんのに。

満期との事で、ライセンス的に問題があるかと少し思ったけれども、
何も突っ込まれなかったので、大丈夫でしょう。

 

結果

MSDNのサイトで、「Windows XP Professional」を検索してみた所、
・Windows XP Professional (VL)
・Windows XP Professional

と、VL版と通常版のダウンロードが別々に出てきたので、
ボリュームライセンスのプロダクトキーは、VLディスクからのインストールのみで、
通常版ではインストールできなそうです。

 

結局、私の方はというと、知人からディスクを借りる事で、
インストールを行い、このプロダクトキーが有効だということを確認しました。

 

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